6月の雨

6月の雨のように 長く悩ませ続ける
正体が解らないままに追い詰められていく
闇が全てを包み込み
不幸な若者の叫びがドアを叩きはじめる

6月の雨に打たれながら冷たくなっていく
現実から目が覚めれば きっと楽だろう

夏が終わり 20万の胎児が堕ろされる
無責任な男達は「俺じゃない」と言うさ
何ダ−スもの不幸が冷たい部屋に取り残されて
白い影におびえる

熱い夜に狂わせた想いが醒めていく
麻酔が切れ目が覚めても悪夢は続くだろう

6月の雨も熱い夜も終わり冬が来たら
嫌な過去も 心の奥に凍らせるといいね
闇に潜む甘い罠や俺達のぜいたくな悩みが
巣をつくらないように

6月の雨は降り続き 眠りに誘っても
現実から目が醒めれば 夢の続きだろう
現実から目が覚めれば 夢の続きだろう

All instruments were played & written by H.Shirahama